ロイシンアミノペプチターゼ(LAP)

ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)血液検査 正常値と病気

ロイシンアミノペプチターゼ(LAP)は、肝臓、腎臓、すい臓、子宮、脳、睾丸、腸管などに存在します。特に、胆汁内に多く含有されています。胆汁は肝臓で作られ、胆のうで貯蔵され、その後、胆管を経て十二指腸に排出されます。しかし、肝臓内、胆道において閉塞(胆汁の通り道が詰まる状態)となることにより、胆汁がうっ滞し、血液中にロイシンアミノペプチターゼ(LAP)が漏れ出し血中の濃度上昇を招きます。また、ロイシンアミノペプチターゼ(LAP)の上昇は肝臓や胆道に閉塞が起きたときにのみ起こる減少で他の原因でロイシンアミノペプチターゼ(LAP)が上昇する事はありません。肝臓や胆道の閉塞が起こると、ALPも上昇しますが、ALPは骨の病気や癌等により上昇しますが、ロイシンアミノペプチターゼは上昇する事はありません。そのため、ALP、ロイシンアミノペプチターゼ(LAP)が同時に上昇する場合は、肝臓や胆道の閉塞が疑われます。


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ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)の基準値

生化学血液検査項目 基準値(参考値)
生化学血液検査名称 略称 数値 単位
ロイシンアミノペプチダーゼ LAP 35~73 U/L
 

ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)検査目的

ロイシンアミノペプチターゼ(LAP)とは、酵素の名前です。これは、肝臓、腎臓、すい臓、心臓、脳、小腸、子宮、精巣など多くの臓器の細胞に含まれているもので、健康な人の場合、とくに胆汁に最も多く存在しています。そこで、血液を採取してロイシンアミノペプチターゼ(LAP)が血液中に漏れていないかを血液検査で確認し、肝臓や胆道に何らかの損傷がないかを調べる検査を行います。

 

ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)の検査結果からわかる病気

検査結果 考えられる原因と疾患の名称
基準値より高値 肝腫瘍、肝内胆汁うっ滞、肝硬変、肝外閉塞性黄疸、慢性肝炎
基準値より低値 ロイシンアミノペプチダーゼが低値であることによる臨床的意義はありません。
【備考】
LAPはリンパ球にも大量に存在するので、リンパ球の増加やリンパ球が破壊される疾患でも血中に増加します。

【関連項目】 
総ビリルビン直接型ビリルビン総たんぱくアルブミンコリンエステラーゼチモール混濁試験硫酸亜鉛混濁試験AST(GOT)
ALT(GPT)γ-GTPアルカリフォスファターゼロイシンアミノペプチターゼ乳酸脱水素酵素インドシアニン・グリーンアンモニア総コレステロールB型肝炎ウイルス表面蛋白抗原C型肝炎ウイルス核酸定性C型肝炎ウイルス核酸定量
 

ロイシンアミノペプチターゼはリンパ系の疾患でも上昇

また、ロイシンアミノペプチターゼ(LAP)はリンパ球にも大量に存在するので、リンパ球の増加やリンパ球が破壊される疾患でも血中に増加します。食事や運動による検査値の変化はありませんが、アルコールの摂取によってγ-GTPと共に上昇します。また、胎盤に多く含まれているので妊娠中は高い値を示します。

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