血小板は(PLT)は、止血機構の中心を担う血球成分です。

血小板数(PLT)

血小板(けっしょうばん)とは、英名Plateleといい血液中に含まれる血液細胞の一種です。血小板を含めた全ての血球は骨髄の中の造血幹細胞に由来しています。骨髄において造血幹細胞は、骨髄系幹細胞から巨核芽球を経て巨核球へと分化されていますが、血小板とは成熟した巨核球の細胞質が数千個にちぎれたものであるからです。細胞壁が原料なので血液細胞でありながら核を持たず形も不定形であります。血小板は、他の血液細胞に比べてはるかに小さく2?4 μm の顆粒状の形状であり、血中の濃度は1立方ミリメートル中25万~35万個で含まれております。血小板の寿命は3~10日程度で寿命がくると主に脾臓で破壊され処分されます。血小板中には、筋原線維(筋線維内で収縮をつかさどる細い線維)の中に含まれているものと同じアクチンやミオシン、さらにグリコーゲン、リボソームが含まれています。その顆粒の一種には、アデノシン二リン酸(ADP)、アデノシン三リン酸(ATP)、セロトニン、カルシウムを含み、他の顆粒中には血液凝固因子その他のタンパク質を含んでおります。

詳しくは、血小板のページで説明してあります。


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血小板数(PLT)の血液検査結果の正常値・基準値

血液検査項目 基準値(参考値)
血液検査名称 略称 数値 単位
platelet count PLT 14.0~34.0 ×104/μ

血小板数(PLT)血液検査の目的

血小板数(PLT)は、一般的な血液検査項目になります。

血小板数(PLT)血液検査で何を調べているの

血小板は、止血機構の中心を担う血球成分。自己抗体やDICなどによる消費の亢進、骨髄疾患や肝硬変で減少をみる。 血小板は止血機構の中心を担う血球成分である。直径2~4μm、核はなく、細胞内に血小板第3、第4因子、β-トロンボグロブリン、PDGF(platelet-derived growth factor)などを含むα果粒を有する。一般に血小板が増加する病態は稀であるが、減少する場合は骨髄からの産生低下(再生不良性貧血など)、破壊亢進(特発性血小板減少性紫斑病など)などが知られている。肝硬変では産生低下と分布異常、さらに自己抗体の影響を受け血小板が減少する。血小板数が3万/μLを下回ると、脳出血を来たすおそれがあり、すみやかな対応が要求される。

 血小板の測定に誤差を生じる要因としては次の様なことが考えられている。
 1. 偽性血小板減少症(検体内に生じた血 小板凝集によるみかけ上の減少)
 2. 血小板の大きさの異常(大きさの大小・血小板)
 3. 採血手技・採血時間経過等による凝集

血小板数(PLT)血液検査からわかる疾患

血小板数(PLT)血液検査結果が適正範囲より大きく乖離している場合には疾患の可能性がありますので、白血球の検査値が乖離した原因を診療機関で医師の診察を受けるようにしてください。

検査結果 考えられる原因と疾患の名称
基準値より高値 本態性高血小板血症、慢性骨髄性 白血病、真性多血症、摘脾後
基準値より低値 再生不良性貧血、急性白血病、巨赤芽球性貧血、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、抗血小板抗体、血栓性血小板減少性紫斑病、播種性血管内凝固症候群(DIC)、バンチ症候群、肝硬変

 【備考】

血小板数(PLT)の補足説明

血小板について詳しい解説ページがあります。血小板を詳しく知りたい方は、血液大辞典を参照してください。
くわしくは、ここをクリックしてください。(血小板のページでジャンプします。)

【関連項目】
 

その他の献血で行われる検査一覧

検査項目 補足説明
ALT(GPT) 肝臓に最も多く含まれる酵素です。
肝細胞が破壊されると血液中に流れ出すので、急性肝炎で最も強く上昇し、慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などでも上昇します。激しい運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。
AST(GOT) 心筋や肝臓に多く含まれ、骨格筋、肝臓、血球にも認められる酵素です。心筋梗塞や急性肝炎、アルコール性肝障害などで上昇します。その他運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。
γ-GTP 肝、胆道、膵、腎などに多く含まれる酵素です。
上昇する疾患は、閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などです。病気がなくても、長期飲酒者では上昇することが多く、1ケ月位禁酒するとある程度正常化します。
総淡白(TP) 血清中には80種類以上の蛋白が含まれ、種々の機能を持ち、生命維持に大きな役割を果たします。その総量を総蛋白として測定しています。
アルブミン(ALB) 血清蛋白の50%以上を占めるアルブミンは、病気などで栄養が悪くなると減少するため、健康診断のスクリーニングとして大きな意味があります。
アルブミン対グロブリン比(A/G比) 血清蛋白はアルブミン(A)とグロブリン(G)に分けられ、その比率は健康な人では一定の範囲にありますが、病気によってはその比率が変化(主として減少)していきます。
コレステロール(CHOL) 血清脂質の一つで、一般に脂肪の多い食事を続けていると上昇します。また肝臓などで作られ、肝、胆道、腎、甲状腺の病気でその値が上下することがあります。
血清コレステロールが多くなると、動脈硬化を起こしやすいとされています。
赤血球数(RBC) 赤血球は、血液の主な細胞成分で、酵素を肺から各組織へ運ぶ働きを持っています。
ヘモグロビン量(Hb) 血液の赤い色は、赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)によるもので、赤血球の働きの中心となっています。
ヘマトクリット(Ht)(赤血球容積率) ヘマトクリット値は、一定の血液量に対する赤血球の割合(容積)をパーセントで表したものです。
平均赤血球容積(MCV) 赤血球1個の平均的容積、すなわち赤血球の大きさの指標となるもので、赤血球数とヘマトクリット値から算出したものです。
平均赤血球ヘモグロビン量(MCH) 赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均的に表したもので、赤血球数とヘモグロビン量から算出したものです。
平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC) 赤血球の一定容積に対するヘモグロビン量の比をパーセントで表したもので、ヘモグロビン量とヘマトクリット値から算出したものです。
白血球数(WBC) 白血球は細菌などを貪食し、免疫情報を伝達しさらに免疫能を発現して生体防御にかかわっています。細菌感染症があると、一般に白血球数は増加しますが、ウイルス感染症の場合はかえって減少することもあります。
血小板数(PLT) 血小板は出血を止めるための重要な働きを持ち、この値が極端に減少する出血を起こしやすくなります。
グリコアルブミン

糖尿病の検査の一つです。過去約2週間の血糖値が低い状態が続いていると低下し、高い状態が続いていると上昇します。糖尿病では標準値より上昇します。標準値範囲内でも15.6%以上の場合は注意が必要です。

B・C型肝炎検査 受付時に結果通知を希望した方には、異常を認めた場合にのみ、献血後1ヶ月以内に親展(書簡の郵便)にて通知されるようになっています。
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