血液の病気といわれるものに白血病をはじめ様々な疾患があります。

血液の病気

血液と言うと白血病やエイズ(STD)など思いつく人が多いかもしれませんが、実は血液の病気は非常に多くの種類があり、血液の病気の発生のメカニズムや治療方法が確立されてないものも非常に多くあります。全般的に血液の疾患になりますと、全身の倦怠感、息切れ、体重減少、出血、めまい、発熱などといった体のどの部分の疾患にもあてはまるような症状が主である為に曖昧で特徴に乏しい傾向があります。その為、重症化してから病院に行くケースもおおいです。なかなか1つの症状だけで病院に行き検査で発見されるのも難しい疾患かもしれません。なので複数の症状が同時に現れた場合は、病院に行き医師による診察を受けるようにしてください。複数の症状があればあるほど血液の病気の可能性が高いと思われます。病院で検査をしますと赤血球数や白血球数、血小板数などの血球の異常が関係している事が多いです。例えば、めまいや息切れがある場合は赤血球数の減少からくる貧血、出血や青あざが生じやすい場合は血小板数の減少が生じている可能性がありますので、そんな症状がある場合も病院で検査される事をお勧めします。

血液の病気の種類や症状について

貧血は専用ページがあります

 

骨髄線維症

 血液の疾患で患者さんが一番多いのが貧血だと思います。でも簡単に貧血と言いますが貧血には、いくつかの種類があります。
貧血といえば ほとんどが「鉄欠乏性の貧血」なのですが、他の病気が原因で起こる貧血の種類もあります。
血液の病気、骨髄線維症  骨髄線維症とは、骨髄が異常を起こし赤血球を作らなく病気です。原因不明の突発性のものと、白血病や悪性リンパ腫などの病気にともなって骨髄の線維化が起こる続発性のものがあります。この病気は難病指定です。
  

多血症

 

急性白血病・白血病

血液の病気、多血症 多血症とは血の気の多い人ではなく、赤血球増多症ともいい貧血とは逆に赤血球数が異常に多くなる病気です。血栓ができやすくなり、血管をふさいで、脳梗塞や心筋梗塞を起こすこともあります。  血液の病気、急性白血病、白血病  血液の病気でもメジャーな病気だと思います。急性白血病とは、血球のもとになる細胞の発育が悪いために、正常な白血球がつくられなくなる一方、発育不全の異常細胞ががん化して増殖する病気です。
  

多発性骨髄腫 

 

悪性リンパ腫 

血液の病気、多発性骨髄腫  多発性骨髄腫は、骨髄の中には白血球の一種である形質細胞があり免疫の抗体を作り出していますが、この形質細胞ががん化すると骨髄腫細胞と呼ばれるものになり、無制限に増殖します。  血液の病気、悪性リンパ腫  悪性リンパ腫は、リンパ組織を構成しているリンパ節、脾臓、扁桃などの細胞が悪性のものになって、無制限に増殖するものが悪性リンパ腫です。白血病と並んで、代表的な血液のがんです。
  

血友病

 

エイズ(AIDS)

血液の病気、血友病 血液中には、12種類の血液凝固因子が発見されています。この因子は止血には欠かせない物質ですが、そのうち第8、第9の因子のどちらかがかけているために出血しやすくなり、しかも止血しにくくなる病気です。 血液の病気、エイズ   AIDS(エイズ)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス=human immunodeficiency virus)の感染によるウイルス感染症で、免疫不全を起こし、日和見感染(ひよりみかんせん)や悪性腫瘍(しゅよう)などを発症してくる症候群を指します。