貧血の症状には、めまい、動悸、息切れ、貧血の症状

自己チェックでわかる貧血の症状(頭痛、肩こり、目まい)

貧血による症状は、頭痛、肩こり、目まい、顔面蒼白などの症状があるが、その多くは女性である。国民国民健康・栄養調査の結果では,20歳代から40 歳代の女性の約3 人に1 人が鉄欠乏性貧血だと言われています。女性に貧血が多い理由は、生理による失血により体内の鉄分を喪失しているが、食事などから摂取する鉄分が不足していることが主な原因だと考えられます。多くの女性は、スリムな体型に憧れ無理なダイエットをしたり、偏食をすることで十分に鉄分が補えない人が多いと思われます。1000万人以上の人が貧血の状態であり、貧血の予備軍まで含めると国民の約半数近くが貧血だと言われ非常に身近な疾患の1つだと言えます。しかし、貧血の症状は、急激に症状が悪化するのではなく、緩やかに症状が悪化する事から気づきにくく、仮に症状が現われても「いつものこと」「我慢するしかない」「ただの貧血」と甘く見ている人も多いです。しかし、貧血の症状を軽く見て放置していると、症状は悪化し深刻な病気を引き起こすこともありますので、早めに正しい治療方法で改善することをおすすめします。貧血による主な症状としては、疲れやすい、立ちくらみ、眩暈(めまい)などがあります。心当たりがある人は、健康診断などで行う血液検査の赤血球やヘモグロビンを確認しましょう。このサイトでも簡単な質問を答えることで貧血チェックをすることができます。

貧血の症状は、ヘモグロビンの鉄分不足よるもの

貧血とは、私たちが生命活動を維持するのに必要な酸素が十分に細胞に供給できず、全身の臓器が十分に働かないことで様々な症状が現われます。医学的な説明ですが、血液に含まれているヘモグロビンまたは血色素と呼ばれるタンパク質の濃度が減少している状態をいいます。WHO世界保健機構で定められた貧血の基準では、成人男子は13g/dL未満、成人女子や小児(6-14才)は12g/dL未満、妊婦や幼児(6ヶ月-6才)は11g/dL未満しています。ヘモグロビンは赤血球という血液細胞の中に蓄えられていて、酸素を結合する性質があります。肺で取り込んだ酸素を全身の組織へ運搬するためには、このヘモグロビンが欠かせません。ヘモグロビンというタンパク質は赤色をしていますので、この量が減少すれば顔色が悪くなり、眼瞼結膜や舌も白っぽくなります。健康診断でアカンベ-をしているのはこのためです。ヘモグロビンの減少は全身組織の酸素不足を引き起こしますので、例えば脳においては頭痛や耳鳴り、めまいといった症状に結びつきます。心臓の悪い方では胸の痛みを引き起こしたりしますし、全身的には疲れやすいといった症状を訴えるでしょう。人間の身体は、このような酸素不足を補おうとしますので、心臓の鼓動を早めて酸素運搬量を稼ごうとします。このため、動悸症状を自覚されることもあります。

貧血の原因の多くは鉄分の摂取不足

貧血の原因は、失血などにより体内の鉄分が喪失した量が、食事などで摂取する鉄分量を上回る為に体内鉄分が不足した状態になるからです。赤血球と呼ばれる血液細胞は骨の中にある、骨髄と呼ばれる場所で産生されていますが、その際には鉄分やビタミンB12、葉酸などが原材料として必要です。またその過程では腎臓で産生されるエリスロポエチンと呼ばれる物質も必要です。これら栄養素が不足すれば、貧血になります。日本人における貧血は、鉄欠乏性貧血が多いですが、悪性貧血や胃全摘術後大球性貧血、腎性貧血などもあります。難病にも指定されている造血幹細胞が免疫の異常で減ってしまうことで発生する再生不良性貧血があります。

貧血自覚症状チェックシート

貧血が気になる方は、血液検査をしなくても簡単に自己チェックすることができます。7つの症状を質問の中で該当する項目が多い場合には、既に貧血の状態もしくは貧血の予備軍である可能性が高いです。日本人がなりやすい鉄欠乏性貧血は、鉄分の不足により起きるものです。女性は、生理などによって失った鉄分をしっかり食事で補給する必要があります。鉄分は、体内合成ではできず、食事から摂取するのが基本です。鉄分が多く含まれる食品には、動物性食品(レバー、カツオなど)がありますが、生臭い等の理由で食べられないです。日頃から規則正しい食生活の中で鉄分が多く含まれる食品を取り入れ貧血対策をしっかりしましょう。該当する症状が多い場合には、是非、食生活などの生活習慣を改善して、必要であれば医師による診察・治療を受ける事をおすすめします。

貧血チェックシート

  • 朝食や夕食を食べなかったり、好き嫌いが多い
  • 食事は、外食やインスタント食品などが多い
  • ダイエットをしている
  • 顔悪い(青白い)、お肌がカサカサ、荒れている
  • ちょっとした事で疲れやすい、息切れがする
  • 爪の色が白っぽい、割れたり欠けたりする
  • 朝がなかなか起きられない

貧血の症状を改善する為には原因を調べる事が重要

 貧血の症状を改善する為には、貧血の症状がなぜ起きているのか原因を調べる必要があります。貧血は、血液中の赤血球や鉄分が減少して起きる症状です。日本人の貧血は、鉄欠乏性貧血と言われていますが、その他にも原因はあります。その為、貧血を引き起こしている原因を調べる事は非常に重要な事であります。

無理なダイエットや偏食による乱れた食生活による貧血

成人男性や閉経後の女性が1日に必要とする鉄の量は1mgです。ただし食事から鉄分を摂っても消化管からの鉄吸収率が10%なので、食事から10mgの鉄を摂らなければなりません。さらに成長期(14~16歳)の男性や生理のある女性は12mg、妊婦さんは18mgくらいの鉄が必要です。一般的には1000kcalあたりの食事に6mgの鉄分が含まれており、2000kcalでは12mgの鉄となりますが、偏食やダイエット等の乱れた食生活により全体的な摂取カロリーが低下し、それに伴い鉄の摂取量も不足してしまいます。

胃腸の機能が低下をし鉄の吸収効率が低下している貧血

食事に含まれる鉄分は消化され十二指腸から吸収されます。健康な人の鉄吸収率は10%ほどですが、消化器の病気などで鉄の吸収がうまく行われない事があります。また胃を切除すると胃酸の分泌が行われないため、鉄の溶けにくくなり吸収率が悪くなります。

慢性的な出血による貧血

慢性的な出血とは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、大腸がんなどの消化管の疾患や子宮筋腫などにより継続的に少しずつ出血していることをいいます。少しずつの出血であるため気づかずに血液を失っている事になります。この慢性的な出血は鉄欠乏性貧血の原因として最も多いもので、鉄の損失に直結しています。生理も毎月の出血であるので、この慢性的な出血に当てはまります。生理では月当たり平均40mLの出血があり、鉄として20mgの損失になります。生理のない成人男性や閉経後の女性が鉄欠乏性貧血になった場合は、何らかの病気によって出血が起こっている可能性が高く、病院で検査を受けてみる事をお勧めします

貧血の主な症状

鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分が枯渇をして、徐々に貧血の症状が現れます。症状が急に現れるのではない為に自覚症状に気づきずらく、見過ごしてしまう事が多いのが一つの特徴です。貧血による症状としては、全身倦怠(けんたい)感、いらいら感、めまい、耳鳴り、動悸、息切れ、頻脈などが起きます。
 貧血の状態を長期間放置をし重篤な場合には、痛みを伴う口角炎、舌炎、また食道粘膜の萎縮のため嚥下障害が起きる場合があります。また、まれですが、爪が薄くなり、そり返るさじ状爪も起きます。またこの貧血に特有な症状として異食症、異臭症も起きることが報告されています。

全身の倦怠感(だるさ)

貧血の症状の代表的な症状として、倦怠感(だるさ)があります。この倦怠感(だるさ)は、冒頭でも述べました通り、酸素の運搬機能の低下により、各臓器の低下を示すため自覚症状として現れます。 体内の酸素が欠乏する事により効率よくエネルギーを作れず、体を活動させるための元がなくなってしまうためです。

疲れやすい、疲れが取れない

 エネルギー不足により各臓器の代謝の低下をまねきます。それにより、疲れやすい、疲れが取れないという自覚症状があらわれます。疲れやすい、疲れが取れない自覚症状は、体内が生きてく為には、様々な活動を行い代謝します。その際に代謝によって作られた副産物(不要物)を処理し、排泄する必要があります。 これは、各臓器においても同様であり、つかったものを老廃物として排出していかなければ機能は低下します。その機能を担うのが血液を送る心臓、老廃物を察知し指令を出す脳、実際に機能する肝臓や腎臓などです。これらが機能低下を引き起こし、老廃物が溜まり機能低下を引き起こし、疲れが取れないなどの自覚症状があらわれます。

眩暈(めまい)

眩暈(めまい)には、二つの原因があります。脳の酸素低下と心機能低下です。最終的には心機能低下により運搬能力の低下によって自覚症状があらわれます。
 貧血により体内の酸素が欠乏する状態が続くと、脳の酸素低下、心機能の低下を引き起こし、結果としてさらに脳内の酸欠を引き起こす事がで眩暈(めまい)の自覚症状があらわれます。また、心機能の低下は血液の流れだけではなく、リンパ液の流れにも影響を及ぼすため、足のむくみや内耳のリンパ液のバランスの低下を引き起こし内耳性のめまいの自覚症状を引き起こす原因になります。

動悸・息切れ

動機や息切れは貧血における一般的な症状です。動悸は心拍の上昇を引き起こし結果として息切れを引き起こします。その為、心拍の上昇は血中の酸素濃度の低下の結果、それを補うために心拍数を引き上げるために起こる自覚症状です。動悸や息切れにより呼吸が浅くなり、呼吸数が上昇すると心拍数も同時に上がります。

頭痛

貧血による頭痛は、脳の酸素濃度の低下による自覚症状です。脳そのものには痛覚はありませんが、脳の酸素が低下し、危険信号として痛みを引き起こします。血糖値の低下、高血糖でも同様に頭痛などの自覚症状が起こります。これも脳が危険信号として発信している事による自覚症状です。

顔色が悪い

顔色の悪さは、酸素低下による各臓器の機能低下による自覚症状です。心機能低下による血流の低下、腎臓、肝臓の機能低下による老廃物の蓄積などです。

肩、首のコリ

酸欠による頭痛が起こるように、肩や首の筋肉に酸素不足による自覚症状があらわれます。顔色が悪い症状同様に血流が悪くなり運動によって発生した不要物が溜まり、筋肉内の老廃物もたまることになるため、結果として肩コリや首こりにつながることになります。

舌の表面がつるつるになって酸味がしみる

舌の表面の突起である糸状乳頭と茸状乳頭が著しく萎縮する事で、舌の表面が平滑になり、赤い平らな舌になります。口角炎や口腔乾燥症をともなっていることもあります。これは、鉄が粘膜組織の正常化をになっているために起こる症状です。医師が健康診断等で口腔内を見るのは、貧血などを確認する為です。

食べ物が飲み込みにくい

「舌の表面がつるつるになって酸味がしみる」の症状の延長線上にあり、口腔粘膜病変が舌根に及んで嚥下障害を生じたものをプランマー-ビンソン症候群といいます。舌の痛みなど自覚症状を感じたら注意してください。

氷など、堅いものを大量に食べたくなる

この症状を氷食症といいますが、原因として様々な説がありますが、なぜ貧血になると硬い物を食べたくなる症状があらわれるかは特定はされていません。1つめとしては、体温を、腋下と口腔内で比較したとき、口腔内が高いことから、口腔内を冷やすためである説。2つめ、は、鉄欠乏により食嗜好が変わるという説があります。一番の有力な説としては、鉄欠乏性貧血による、一種の強迫性障害の一つとして見られることもあります。

肌がカサカサ

貧血による症状は、皮膚にもあらわれます。肌の新陳代謝は、酸素がなくては行われません。しかし、貧血によって酸素の供給量が低下する事により肌の新陳代謝が十分に行われず、結果として肌の保湿機能は衰え、乾燥肌をもたらし乾燥肌の症状があらわれます。

髪が抜けやすく、枝毛がふえる

 貧血は頭髪にも悪い影響を与えます。これは、毛髪の生える毛穴である毛母細胞の働きを貧血による酸素欠乏により低下させるためです。そのため、栄養の少ない切れやすく細い髪の毛となります。貧血があると、毛は細く切れやすい毛髪となり切れ毛や抜け毛、枝毛が増加します。抜け毛などの自覚症状があらわれます。

爪が薄くなって割れやすい

 髪の毛同様、血液のめぐりが悪くなり、結果として健康的な爪を作ることができなくなり、薄くて弱く割れやすい爪となります。その為、鉄欠乏性貧血の状態が長く続くと爪にも貧血の症状があらわれます

爪の真ん中がスプーンのようにへこむ

匙状爪は、スプーンネイルと呼ばれ、スプーンのようにツメの中央部分がへこみ、先が反る貧血の症状です。匙状爪の原因としては、体内の鉄分がなくなる鉄欠乏性貧血の症状の1つです。

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