ドロドロ血液の解決方法は、生活習慣と食生活を見直すことにあります。

ドロドロ血液を食事で改善

 ドロドロ血液は、動脈硬化を引き起こし、結果として、心筋梗塞、脳梗塞など血管が詰まる病気を引き起こします。ドロドロ血液はそれらの病気を引き起こす前駆的な状態といえます。 以下にあげる食事は豊富な野菜・果物、雑穀類、十分なカルシウム、体に良い脂質の摂取が基本となっています。これらを注意することで肥満の人は体重管理も可能となります。

血液の流れは血液だけではなく血管のケアも重要

 血液の流れは、血液そのものの状態だけではなく、血管の弾力性も重要な要因です。血管の健康を保つことこそ、健康に生きる秘訣といえます。

たっぷりの野菜と果物を摂りましょう

 たっぷりの野菜と果物を食べて血圧をコントロールをしましょう。バナナ、オレンジ、メロン、さつまいも、ほうれん草、トマトなどがおすすめです。ただし、腎疾患などの基礎疾患のある方はくだものの摂取は制限がある場合がありますので、注意しましょう。

カルシウムは十分に

 牛乳や乳製品などからカルシウムを摂取するようにしましょう。適度にとるカルシウムは血圧コントロールはもちろん、リラックス効果も望めますので、抗ストレスとしての効果も大です。また、牛乳・乳製品だけではなく、小魚、小松菜、豆腐、チンゲン菜、ひじきなどもお勧めです。

アルコールは適量を

 アルコールを飲む人は飲み過ぎないように注意しましょう。男性の場合はビール2缶、女性ならビール1缶内が適量です。

塩分に注意

 塩分の摂取は10g以下と目安がありますが、全くとらないことは消化機能に影響が出ますので、摂りすぎに注意しましょう。ポイントはお酢や七味といった、調味料を隠し味に使うことで塩分の使用料を控えることができます。

外食での塩分対策

 外食は、多くの人に受けるように濃い目の味付けとなっています。全くとらないことは難しいと思いますので、ソース類は控えめにつけることや、パスタであれば残ったルーは残すなどをするようにしましょう。

血液をサラサラにする食事

 上記にあげた血管のケアに加えて血液のケアも行いましょう。

脂のとりすぎに注意しましょう

 飽和脂肪酸の摂取を控えましょう。飽和脂肪酸を多く含む食品には、牛ばら肉、豚ばら肉、皮付きの鶏肉、ベーコン、ソーセージなどの脂肪の多い肉、普通の牛乳、クリーム、バター、ラード、ココナッツなどがあります。

トランス脂肪酸は避けましょう

 トランス脂肪酸は、外食、ファーストフードの揚げ物、クラッカー、ポテトチップスなどのスナック菓子、ショートニングやマーガリンを材料にしている食品があります。

体に良い油、でも摂りすぎ注意!

 体によい油には、オリーブ油、キャノーラ油、大豆油などがあります。ただし、油をあまり取り過ぎないように注意してください。

コレステロールの多い食品は食べすぎに注意すれば大丈夫

 コレステロールが高い食品は食べ過ぎないよう注意しましょう。コレステロールが高い食品は卵黄、うなぎ、レバー、ししゃも、いくらなどです。卵は1日1個くらいであれば問題ありません。

1日に20~30gの食物繊維の摂取を

 食物繊維をたっぷり含む食品は野菜、果物、豆、雑穀類などです。果物は1日2種、野菜料理は3~4種、豆料理も意識して摂るようにしましょう。

魚はコレステロールを下げる脂質が含まれています。

 魚にはコレステロールを改善する脂質が含まれます。少なくても週に2~3回は青魚を食べるようにしましょう。特に、さんま、あじ、さけ、ぶり、いわし、まぐろなどが押しく手軽でお勧めです。