献血は、健康の人から善意で血液を提供される事です。

献血を実施される方へ(事前の注意確認事項)

献血に関心を持っていただきましてありがとうございます。献血をされる前に事前の注意確認事項をまとめてみました。日本赤十字社のホームページの内容を参照しましたが、詳細につきましては、「日本赤十字社公式サイト 献血をご遠慮いただく場合」を参照してください。

献血する人への負担軽減の理由から献血をお断りしております

体調が良くない。

  • 食事を2回抜いている(朝食・昼食を抜いて午後に献血など)
    一食だけ抜いている場合は用意されている菓子などを摂るように薦められる。
  • 下記の疾患に罹患・既往歴がある方
    心臓病・腎臓病・多血症・極度の貧血・てんかん・脳血管障害・薬物療法を受けている糖尿病など
  • 睡眠不足(おおむね4時間以下)
    しかし生活習慣として恒常化している場合は自己申告ののちに医師の判断となるります。基本的に睡眠時間が不足していれば受付で献血を断わられます。
  • 体重50kg未満(400mL献血)。
  • 65歳以上の場合
    健康面から60歳 - 64歳までの間に献血経験のある場合に限られます。
  • 妊娠・授乳中の女性。
  • 血液比重の数値が低い貧血な方。(Hbが低い)
  • 心電図に異常がある方。

輸血される側の安全の理由から献血をお断りしております

発熱時・体調が思わしくない場合

  • 特定の病気の罹患または既往歴がある。悪性腫瘍(輸血未実施の状況に限る)・結核は、根治後5年を経過すれば献血ができます。
  • 肝逸脱酵素(ALT、AST)高値の場合。
  • 特定の感染症(感染症新法に定められた殆どの感染症)の感染疑いがある場合。
    感染症疾患。感染後間もないウィルスはウインドウ・ピリオド期間内では検知出来ずに、輸血による二次感染を招いた事例がある。以下に当てはまる場合は献血を辞退し、献血後に気付いた場合は輸血を防ぐために一刻も早く血液センターへ連絡する必要があります。
  • HIV感染の可能性がある場合
    1年以内に不特定の異性と性的接触を持った、男性同士で性的接触を持った、覚せい剤・麻薬類の注射、針刺し事故の経験およびHIV陽性者・エイズ発症者
  • 肝炎ウイルス感染の可能性がある場合
    急性のA,E型は治癒後6か月で献血可能だが、B,C型のキャリアは根治後も出来ない
  • 伝染性紅斑感染の疑いがあるか、家族または周囲の集団にいる場合。
  • 新型インフルエンザウイルス感染の疑いが有る場合。
    輸血を通じて感染するおそれがあるため、献血してから発覚した場合は即ちに連絡を入れる必要がある。

服薬・輸血

  • 輸血歴(自己血輸血を除く)・臓器移植歴(ヒト乾燥硬膜を含む)がある。
    血液や臓器には未知の病原体が多数あり、その全容は今後も解明されないだろうという認識がある。
  • 保健薬(栄養ドリンクや胃腸薬の一部)を除いた服薬。
  • 風邪薬・漢方薬なども含む。
    問診に於いては「直近3日以内」が不適格基準とされているが、薬剤によってはさらに長い期間体内に貯留したり血液に影響を与える物もある。3日以内ならサプリメントの服用も問診時に相談することが望ましい。花粉症の市販薬は服用していても献血に支障がない。医師からの処方を受けた薬の場合、その種類[13]により問診した医師が献血の可否を判断する。
  • トレチノイン製剤(特にエトレチナート)
    最後の服薬から2年以上、抗腫瘍薬は5年を経過しないと献血できない。
  • 予防接種・ワクチン・血清後の一定期間
    不活性化ワクチンで24時間、生ワクチンで3週間、種痘で2か月、抗血清で3か月
  • 狂犬病関連治療歴
    狂犬病接種対象外の動物に噛まれて狂犬病ワクチンを接種後1年間、HBグロブリン投与後1年間。
  • 健康食品を除くヒト由来の胎盤(プラセンタ)を用いた薬剤使用者。
  • 男性型脱毛症の治療に使われる育毛服用剤を使用の際は一定期間。

歯科・外科治療

  • 抜歯、出血を伴う歯科施術後3日間(歯石取りなどの施術も含まれる)。
  • 輸血(自己血を除く)・臓器移植を伴わない外傷・疾病による手術後は最低6か月間。